大学は選んだ学部ごとにそれぞれ専門性の高い学びをしていきます。医療について学びたいなら医学部や薬学部、歯学部といった学部を選びましょう。もちろん大阪にも、これらの学部が設置されている大学があります。

大阪医科大学

こちらの医学部では1年次に早期医療体験学習を取り入れています。附属病院の外来患者さんのエスコートや部署ごとの業務の一端を経験、見学することで、医師だけでは医療が成り立たないということを体感できます。2年次の病棟実習ではナースステーションの現場に立ち合い、チーム医療を担う一員としての医師のあり方を理解します。3、4年次の専門教育は少人数で行われ、教員が用意したさまざまなシナリオについて学生同士で論議、調査、結果発表を繰り返していき、医師が実際に治療を行う際に必要な認証力を育てます。

大阪薬科大学

1904年、道修町に創設された大阪道修薬学校を前身とした歴史と伝統のある大学。110年以上にわたって卒業生の多くが薬剤師として活躍しているのはもちろん、薬業関連をはじめとした企業や行政にも優秀な人材を輩出し続けています。四季折々の自然に彩られた高台にある雄大なキャンパスには、高度な講義や実習を可能にする環境が充実。RI(放射性同位元素)や動物関連の研究施設など、最新の薬学研究を実現する設備も整っています。これからますます広域となる研究対象や時代のニーズにもしっかり対応していけるでしょう。

大阪歯科大学

100年を超える歴史ある歯科医療人の養成校。超高齢社会や他職種連携の中で活躍できる、口腔ケアのプロを育てていきます。年間の外来患者数26万人という附属病院の圧倒的な症例数を活かし、入学後まもない時期から臨床体験実習という形で実際の医療現場に出向きます。この他、歯学部、医療保健学部は大阪府枚方市の環境美化運動にも参加。この経験を通して態度教育、キャリア教育を深めています。

代表的な3つの大学を取り上げました。これらの学部は一緒くたにまとめられがちですが、やっていることや取得できる資格はそれぞれ違います。未来の自分をイメージして行きたい大学を決めていくといいでしょう。ちなみに、この中でも難易度が高いのが医学部。本気でめざすならそれなりの対策をとらなくてはいけません。大阪にある医学部予備校などに通いながらゴールに向かって突き進んでいきましょう。こちらは勉強に集中できる環境が整っており、上述した3校への合格実績もある頼れる予備校です。